地域改題解決!竹林整備の体験プログラムづくり

地域改題解決!竹林整備の体験プログラムづくり

西海市体験観光推進協議会、活動が始まっています!

西海市では今年度、市主導のもと「西海市体験観光推進協議会」が発足されました。山と海の郷さいかいはもちろん、市内のさまざまな体験施設、団体等が集まり、新たな「体験プログラム」づくりに取り組んでいます。
私たちが造成をはかる「体験プログラム」は、西海市の自然や歴史、農林漁業にまつわるものが主ですが、なかでも「地域の課題を解決する」ことが大切なテーマとなっています。人口減少や高齢化が進む中、地域にはさまざまな「課題」が溢れています。そうした課題を、教育旅行などで訪れた子どもたちに学んでもらい、一緒に解決できるようなプログラムがつくれたら……そんな考えで、沖縄県のNPO法人自然体験学校さんのアドバイス・ご指導を受けながら、地域の課題を掘り起こし、プログラム化できないか検討しています。

そして今回、体験プログラムとして実際にデモンストレーションを行ったのが「竹林整備」!市内ではあちこちにある荒廃した竹林が問題となっていますが、手入れをする・できる人はどんどん減っています。日本各地で同様の問題が起こるなか、竹林の役割や現状、問題を知ってもらい、一緒に整備をすることで課題解決につなげていく、そんなプログラムです。

いざ、竹林整備体験へ!

今回私たちが入った竹林は、西海町にある〈横瀬浦公園〉のすぐそばの竹林。地権者の方によって、比較的整備はされている方、とのことでしたが、それでも生い茂りすぎた竹林を、みんなで整備していきます。

竹の切り方を教えてくれたのは、協議会メンバーでもある地元の農家さん。「倒したい方向の根元を半分くらいノコギリで切ってから、今度はその反対面、最初の切り口から少し上のところを切ってごらん!」と教わって切ると、この通り!竹が途中で裂けたり、割れたりすることなく、パカッと綺麗に倒れました!!こうした生きた知恵は、教科書では学べないもの。感激です!!!

倒した竹は、軽トラックに積み込める長さで、細かく切っていきます。

神奈川県出身、シティボーイ・ひろお隊員も、いつの間にかMY長靴を手に入れ、山ボーイへと変身を遂げつつあります……!ひろお隊員が西海の自然と共にある暮らしを楽しんでくれていて、何よりです。^^

さあ、切った竹をどんどん山からおろしていきます。今回この竹は、山と海の郷さいかいで民泊もしてくださっている、直売所〈竹の家〉さんで「竹炭」として加工されるそう。切った後の活用先や、竹の循環まで、プログラムでお伝えできると面白そうです!

そしてこの、竹の葉っぱはというと……西海市が誇る動植物園〈長崎バイオパーク〉さんで、カピバラやバク、レッサーパンダたちのごはんになるとのこと!!!すごい!笑

最後は、竹でコップをつくり、みんなでおつかれさまのコーヒータイム^^ 今後も、体験の流れなどを振り返りながら、プログラム化について検討を重ねていきますよ〜!ご期待下さい^^ (橋本ゆうき)